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パターンデーターとプリントデーター作り

お裁縫-sewing-

生地染めに失敗してしまったので取り急ぎプリントデーターの作成を進めます。

羽織の型紙を手引きで引いていたので、これをアパレルCADでデーターにしてからイラストレーターへ

そのデーターに柄を乗せたものを送って生地にパネルでプリントしてもらうという手順で進めていきます。


使う生地はオニチリメン。

お洋服にするには少し薄いのですが落ち感や光沢感が好きなのでこの生地にしました。

動いたときのヒラっと感を出したくて裾周りのあるパターンを引きました。

硬い生地だとボリュームが出過ぎて着膨れしてしまうので柔らかいものを。

裏地を少し生成りがついたものや厚いものにして透けるのを防げたらいいなと思っています。

まずはパターンデーター作っていきます。

CADは東レのクレアコンポ2というアパレルCADを使っています。

日割り、月割りでの契約ができるので少しだけ使いたいという方にもおすすめです。

もともとは他社のものを使っていたので私もあまりうまく扱えていませんがなんとか使えるよという程度で使っています。

紙パターンを作ってしまっているので寸法を測って長さを合わせながらデーターに落とします。

できたパターンを形式を変えてイラストレーターへ。

実寸で柄を乗せていきます。

柄合わせができるように合印の上を通るようにラインを引きます。

縮んだりする可能性もあるので柄は少しはみ出し気味に作ります。

縮みがあった時どのくらい縮んだかわかるように所々スケールを入れておきます。

つける色はプリントサンプルを見て決めていきます。

少し沈んだ色になりそうだったので画面で見て明るめかなと感じるくらいの色にしました。

プリントにもいくつか種類があるのですが今回は昇華プリントというグラデーションが綺麗に出るプリント方法のものを選びました。

少量でプリント生地を作る場合は昇華プリントかインクジェットプリントが一般的なのかなと思います。

インクジェットは生地の上に染料が乗るので少し硬いプリントになりますが、色の再現率は高いです。

乗っているだけなので生地におよって剥がれたり割れたりすることもあります。

それに比べて昇華プリントは一度転写シートにプリントしたものを生地に乗せて熱を加え、生地にインクを浸透させるので中まで色が染まります。

染めっているので色落ちもしませんが、転写条件(湿度や温度や加熱時間)で色が変わってくるので追加注文すると色が違ってくる場合があります。

この生地の生地幅は110cmですが有効幅は101cmしかない生地で少し狭いです。

無駄がないように型入れします。生地方向はないので差し込んで使っていきます。

転写条件や温度で色ブレがある可能性があるので同着パーツは同じパネルに入れたほうがいいのですが、生地が1m単位でしか注文できずお値段が高くなるので袖だけ別パネルに入れています。

生地取りの都合上4mと2mで入校しました。

裾の黒い部分と模様はプリントだと白っぽい黒になるので生地を切り替えて染め生地を使います。

もともと染めたものを裾切り替えでと思っていた生地があったのでこれを使っていきます。

生地は描いたりして作るものだと思っていたのであまり調べてことはなかったのですが、最近はコスプレ衣装生地をメインに扱うようなプリント屋さんもあるようで。

お値段は少しかかりますが、時間も短縮できて柄も綺麗に再現できるのでなかなかありがたいサービスなのではないかと思います。

私が注文したプリント屋さんはコスプレ専門ではありませんがどんなふうに仕上がるか楽しみです。

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